Gartnerは、2016年における世界の半導体メーカー別売上高ランキング(上位10社)を発表した。
米国の市場調査会社であるGartnerは、2016年における世界の半導体メーカー別売上高ランキング(上位10社)を発表した。それによると、Intelが前年比4.5%増となる539億9600万米ドルで、25年連続の1位を獲得した。市場シェアは、15.9%を占める。
Samsung Electronicsは前年比6.1%増となる401億4300万米ドルで、順位は変わらず2位を維持。Avago TechnologiesがBroadcomを買収したことによって生まれた新・Broadcomは、前年比152.1%増となる131億4900万米ドルとなり、順位を16位から5位へと上げた。
他にもNXP Semiconductorsが前年比40.1%増となる91億7000万米ドル、MediaTekが同29.7%増となる86億9700万米ドルと売上高を大きく伸ばしている。Qualcomm、SK hynix、Micron Technologyに関しては、2015年よりも売上高が減少した。日本勢で上位10社入りしたのは東芝1社で、2015年よりも1つ順位を下げて8位となっている。
2016年の世界半導体売上高の総額は、前年比1.5%増となる3396億8400万米ドルとなった。上位25社の割合は前年比で7.9%増加し、市場全体の75.9%を占めている。
Gartnerのシニア・リサーチ・アナリストであるAdriana Blanco氏は「2016年下半期は、メモリ市場の成長やAppleの『iPhone 7』、ホリデーシーズンなどによる在庫補充が続いたことによって、上半期よりも好調に推移した」とコメントした。
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