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» 2017年06月02日 13時00分 公開

執事のように寄り添うヒアラブル端末の将来像NEC、音声をインタフェースに(2/2 ページ)

[辻村祐揮,EE Times Japan]
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ヒアラブルデバイスの未来の姿

 屋内位置測定の他にも、NECのヒアラブルデバイスはユーザーのさまざまな状態が読み取れる。例えば、加速度センサーやジャイロセンサーで歩数、姿勢、向き、運動量など、マイクで脈波や呼吸パターンなどが取得できる。こうした機能を生かした将来のユースケースとして、NECはAIチャットボットによるパーソナルアシスタントや聴覚ナビゲーションなどを挙げている。

耳という場所の可能性 出典:NEC

 パーソナルアシスタントとは、まるでバトラー(執事)が常に寄り添っているかのように、ユーザーのその都度の感情や行動に合った情報を、AIチャットボットが与えてくれる機能だ。NECの説明員によると、冒頭に記した例以外では「ユーザーが職場の入り口に近づいたら、AIチャットボットが耳音響認証機能を使って解錠してくれる――といったことを考えている」という。

 一方、聴覚ナビゲーションについては次のように説明した。「特定の方向から声が聞こえるようにする。例えば、目的地がユーザーの右側にあれば、『こっちですよ』と右から声が聞こえるようにし、後側にあれば後から声が聞こえるようにする。これを繰り返して目的地までユーザーを道案内するのが聴覚ナビゲーションだ。ユーザーの向きを把握するジャイロセンサーと、音に指向性を持たせる立体音響技術の組み合わせで実現できる」。

 NECはヒアラブルデバイスの2018年度の事業化を目指し、サービス事業者やデバイスメーカーなどと共同で実証実験を加速するという。また、システム構築事業者に対して、耳音響認証技術や屋内位置測位技術のAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を公開するとしている。

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