ネクスティと東芝マイクロが共同でソフト開発会社:車載ソフト開発へ
ネクスティ エレクトロニクスと東芝マイクロエレクトロニクスは2017年11月30日、両社が共同出資してソフトウェア開発会社を設立すると発表した。
ネクスティ エレクトロニクスと東芝マイクロエレクトロニクスは2017年11月30日、両社が共同出資してソフトウェア開発会社を設立すると発表した。新会社は2017年12月1日に発足し、車載向けソフトウェア分野を中核とした事業を展開するという。
ネクスティ エレクトロニクスは、豊田通商グループのエレクトロニクス商社。2004年からソフトウェア事業を立ち上げ、海外オフショア開発を通じ、プロジェクトマネジメント力を強化し顧客を獲得してきたとする。
一方の東芝マイクロエレクトロニクスは、東芝デバイス&ストレージの子会社で、IC、LSIの企画、開発、設計と組み込みソフトウェア開発を手掛けてきた。
両社は、事業を展開する自動車市場での技術進化に対応するためには、両社の強みを融合させることのできる共同出資会社の設立が有効と判断し、合意に至ったという。
共同出資会社の社名は「ネクスティ システムデザイン」で、本社は川崎市幸区に置く。資本金は1億円。出資比率は、ネクスティ エレクトロニクスが51%、東芝マイクロエレクトロニクスが49%。設立当初の従業員数は出向者を含め60人。「将来的にはエンジニアを増強しながら、より広い領域のソフトウェア開発も視野に入れ、成長を目指す」(両社)としている。
- ネクスティ エレクトロニクスが発足
エレクトロニクス商社の豊通エレクトロニクスとトーメンエレクトロニクスは2017年4月1日に合併し、新会社「ネクスティ エレクトロニクス」を発足させた。
- 圧倒的な車向けシェアと技術でメガ商社に挑む
豊田通商は、傘下のエレクトロニクス商社2社(豊通エレクトロニクス/トーメンエレクトロニクス)を2017年4月に経営統合することに関して2016年9月29日、都内で記者会見を行い、統合新会社の社名を「ネクスティ エレクトロニクス」とすると発表した。
- 日清紡HD、リコー電子デバイスを買収
リコーは2017年10月30日、子会社のリコー電子デバイスの発行済み株式の80%を日清紡ホールディングス(以下、日清紡HD)に譲渡すると発表した。
- 村田製作所と指月電機が資本提携し合弁設立へ
村田製作所と指月電機製作所は2016年9月16日、資本業務提携を結び2016年10月1日付で共同開発する新素材を用いたフィルムコンデンサーの開発、製造を行う合弁会社を設立すると発表した。
- 東芝、「ARM Cortex-A53」ライセンスを取得
東芝は2015年7月、ARMのCPUコア「ARM Cortex-A53」のライセンスを取得したと発表した。同コアを車載市場向けの機能安全規格「ISO26262」に対応したシステムなどに適用していく方針。
- IoT接続基盤ソフト、東芝情報システムが発売
東芝情報システムは、ファイアウォール内側にある組み込み機器を、安全かつ低コストで、リアルタイムに操作できるIoT(モノのインターネット)接続基盤ソフトウェアパッケージ「NetNucleus Cloud Hub」を発売した。
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