セミナーでは、インテル社長の鈴木国正氏も登壇。日本はGDPが世界第3位の経済大国だが、米国や中国のICTへの投資額が右肩上がりを続ける中で、日本はほぼ横ばいの状態だと指摘し、さらに、「一般的な日本企業では、投資は主にコスト削減と効率化が目的で、新規事業への通しになかなか向けられていない」とした。
一方で、日本企業は「今のままのビジネスは5年後、10年後にはなくなるのでは」という共通の危機感と、デジタルトランスフォーメーションの重要性の認識を間違いなく持っていると説明。インテルは、そうした企業をサポートするため、デジタルトランスフォーメーションによる企業の新規事業の創出開拓のフレームワークを作る「コーポレート戦略チーム」を立ち上げたことを紹介した。鈴木氏は、「インテルは半導体の供給者であるのに加え、企業のトラステッドアドバイザーとなる。数年間かけ価値を出し、企業の新規事業の創出に貢献していく」と話していた。
この他、会場ではパートナー企業の講演などが行われたほか、同社の最新の製品やソリューションが展示されていた。
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