自律センシング技術の市場投入を加速するLiDAR製品 : ADIと独First Sensorが協業
アナログ・デバイセズは、センサーシステムなどを手掛ける独First Sensorと協業する。両社の持つデバイスの相互接続を最適化したLiDARソリューションを共同開発し、自律輸送システム市場へ提供する。
アナログ・デバイセズ(ADI)は2019年6月、センサーシステムなどを手掛ける独First Sensorとの協業を発表した。両社の持つデバイスの相互接続を最適化したLiDARソリューションを共同開発し、自律輸送システム市場へ提供する。
両社の協業による新しいLiDARソリューションのイメージ
協業の第1弾として、LiDAR信号チェーンの短縮化技術を共同で開発。ADIのトランスインピーダンスアンプ(TIA)とFirst Sensorのアバランシェフォトダイオード(APD)の相互接続を最適化する。これにより、ノイズフロアと帯域幅が改善し、より長距離にある物体を、より高精度で検出するLiDARシステムを提供する。
今後両社は、システムメーカーによる複合ソリューションのテスト向けに、共通評価用ボードを提供する。メーカーは、無人車両、ドローン、無人潜水機における自律機器や安全システムの性能向上だけでなく、サイズ、重量、消費電力、コストの削減が期待できる。輸送、スマート農業、工業生産といった市場に向けた、速やかな製品投入も可能になる。
今回の協業は、ADIの自動運転プラットフォーム「Drive360」の新規開発も示唆している。Drive360は、ADIの持つ高性能MEMS、RF/ミリ波、フォトニクス/光学分野の中核技術を活用したソリューション。自動車や工業生産アプリケーションにおける高度な自動運転技術のニーズに応えるとしている。
ADI、振動計測や侵入検知を具体的事例で紹介
アナログ・デバイセズ(ADI)は、「第8回 IoT/M2M展 春」で、MEMS加速度センサーを応用した「振動計測レファレンスソリューション」など、ユーザー事例を含む最新ソリューションのデモ展示を行った。
車載カメラバス、UTPケーブルでHD映像を伝送
アナログ・デバイセズ(ADI)は、「オートモーティブ ワールド 2019」で、「想像を超える可能性」をテーマに「DIGITAL COCKPIT」「ELECTRIFICATION(電動化)」「ADAS」など5つのカテゴリーに分けて、最新の半導体ソリューションを紹介した。
UTPでHDを伝送、車載カメラバス技術「C2B」登場
Analog Devices(アナログ・デバイセズ)は2018年11月、安価なケーブルでHD画質映像を遅延なく伝送できる車載カメラ向けバス技術「C2B」(Car Camera Bus)を発表した。既にC2Bを実現するトランシーバーICのサンプル出荷を開始し、同月から順次量産出荷を開始する。
複数人を同時測定できる24GHzバイタルセンサー
アナログ・デバイセズとサクラテックは2018年6月6日、24GHzレーダーを使用した非接触型バイタルセンサーシステムを共同開発したと発表した。同システムは、生体情報データを活用した先進アルゴリズム開発、研究用途などに向けた開発用プラットフォームとして販売する。
20万円で始められる、ADIのIoTプラットフォーム
アナログ・デバイセズ(ADI)は、「第7回 IoT/M2M展 春」(2018年5月9〜11日、東京ビッグサイト)で、IoT(モノのインターネット)向けプラットフォームや、構造物モニタリングなどに適用できる低ノイズのMEMS加速度センサーなどを展示した。
ADI、小型μModule昇圧レギュレーターICを発売
アナログ・デバイセズ(ADI)は、入出力電圧範囲が広いμModule昇圧レギュレーターIC「LTM4661」を発売した。小型かつ薄型パッケージで供給されるため、実装する基板の占有面積を極めて小さくできる。
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