19年4〜6月の半導体製造装置出荷額は前年比2割減:SEMI統計
SEMIは2019年9月、2019年第2四半期(4〜6月)の世界半導体製造装置出荷額は133億米ドルだったと発表した。
SEMIは2019年9月、2019年第2四半期(4〜6月)の世界半導体製造装置出荷額は133億米ドルだったと発表した。前四半期(2019年1〜3月)に比べ3%減少し、前年同期(2018年4〜6月)比では、20%減と大きく減少した。
発表された世界半導体製造装置出荷額は、SEMIと日本半導体製造装置協会(SEAJ)が共同で、世界80社以上の半導体製造装置メーカーから提供されるデータを集計したもの。
地域別出荷額では、中国が33億6000万米ドルで最も大きく、前四半期比43%増と大きく伸ばした。台湾は、32億1000万米ドルで、前四半期比では16%減だが、前年同期比では47%増と伸びた。韓国は、25億8000万米ドルで前四半期比11%減、前年同期比47%減と大きく下げた。
地域別半導体製造装置出荷額 出典:SEMI
日本は、13億8000万米ドルで、前四半期比11%減、前年同期比39%減だった。
- 世界半導体製造装置市場、2020年には回復へ
2019年の半導体製造装置販売額は、2018年に比べて約18%減少するが、2020年には再びプラス成長に回復する見通し――。SEMIが2019年年央の世界半導体製造装置市場予測を発表した。
- 2019年上半期半導体企業ランキング、Intelが首位奪還
米国の市場調査会社IC Insightsは2019年8月20日(米国時間)、2019年上半期の半導体企業売上高トップ15を発表した。IntelがSamsung Electronics(以下、Samsung)を抑えてトップに返り咲いた。IC Insightsは、2019年通期売上高でもIntelが首位の座を取り戻すと予測している。
- ウエハー出荷面積、前四半期に比べ2.2%減少
SEMIによると、2019年第2四半期(4〜6月)の世界シリコンウエハー出荷面積は、前四半期に比べて2.2%減の29億8300平方インチとなった。
- マイコンは2019年上半期に急落、以降は回復&成長へ
米国の市場調査会社IC Insightsは、2019年8月14日(米国時間)、2019年のマイクロコントローラーの世界市場予測を発表した。マイコン市場は2019年上半期、売上高は前年同期比13%減、出荷数は同14%減と急落したが、2020年以降は回復傾向となり、売上高、出荷数ともに過去最高の規模を更新していくという。
- 2019年のIC世界市場予測、DRAM売上高は37.6%減
米国の市場調査会社IC Insightsは2019年7月31日(現地時間)、2019年のIC製品の世界市場予測を発表した。カテゴリー別の売上高は、DRAMが、IC市場全体の17%を占めてトップを維持するものの、前年比では37.6%減少する見込みだという。また、NAND型フラッシュメモリの売上高は同31.7%減で、IC市場で第3位のカテゴリーになると予測している。
- WSTS、19年世界半導体市場規模予測を大幅下方修正
WSTS(World Semiconductor Trade Statistics:世界半導体市場統計)は2019年6月4日、2019年春季半導体市場予測結果を発表した。それによると、2019年の世界半導体市場規模は、前年比12.1%減の4120億8600万米ドルになるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.