Mouser Electronics(マウザー エレクトロニクス/以下、Mouser)は、「名古屋オートモーティブワールド2019」(2019年9月18〜20日、ポートメッセなごや)で、同社が取り扱う車載関連製品の展示を行った。
Mouser Electronics(マウザー エレクトロニクス/以下、Mouser)は、「名古屋オートモーティブワールド2019」(2019年9月18〜20日、ポートメッセなごや)で、同社が取り扱う車載関連製品の展示を行った。
Mouserは、米国テキサス州に本社を置くICや電子部品を取り扱うネット販売商社。750社の製品約500万点を扱うだけでなく、100万点を超える製品を自社倉庫に在庫として常に保有。1個から注文可能かつ、受注から出荷体制が整うまでの平均時間は15分程度と速く日本への納期も2〜4日対応が可能で、設計のリードタイム短縮をサポートしている。同社は車載システムへの取り組みも強化しており、今回、ブースでは同社が取り扱う各サプライヤーが車載関連製品を紹介していた。
リコー電子デバイスは、高イミュニティ特性と低消費電流を両立した42V入力200mAのボルテージレギュレーター「R1525シリーズ」を展示していた。同シリーズは、独自の設計技術によって、無負荷時の消費電流を2.2μAと従来比4分の1程度に抑えると同時に、機器の誤動作を防ぐ高ノイズ耐性を実現している。
フィルターやシールドなどのノイズ対策部品を追加する必要がなく、高周波まで安定した電圧出力を可能としており、設計コストの削減にもつながるという。最小動作電圧は3.5V、最大動作電圧42V、最大定格電圧50Vに加え、印加時間200ミリ秒以内であれば60Vの尖頭電圧にも耐えることが可能で、カーバッテリーなどから直接動作できる。動作温度範囲が−40〜125℃で、AEC-Q100準拠の予定だ。同社の説明担当者は、「車載向けでは、高イミュニティの需要が高まっている。現在は、開発中のものを含め3製品をラインアップしているが、順次製品を増やしていく方針だ」と話した。
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