2019年第3四半期(7〜9月)の世界シリコンウエハー出荷面積は29億3200万平方インチで、4四半期連続の減少となった――。SEMIが発表した。
SEMIは2019年11月12日(米国時間)、2019年第3四半期(7〜9月)の世界シリコンウエハー出荷面積が29億3200万平方インチになったと発表した。2018年第3四半期をピークに4四半期連続の減少となる。米中貿易問題と全体的な景気減速などがその要因とみている。
SEMIは、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)によるシリコンウエハー業界の分析結果に基づいて、半導体用シリコンウエハーの動向をまとめている。四半期ごとにまとめた直近の半導体用シリコンウエハー出荷面積を見ると、2018年第3四半期をピークに4四半期連続で減少している。2019年第2四半期には30億平方インチ台を下回った。2019年第3四半期も前四半期に対し1.7%減少するなど、減少傾向は続く。2018年第3四半期に比べると9.9%の減少となる。
SEMI SMGのNeil Weaver会長は、「シリコンウエハーの世界出荷面積は、過去最高であった2018年を下回る水準で推移している。継続している地政学的な緊張と全体的な景気減速が、2019年のシリコン需要にマイナスの影響を与えている」とコメントした。
SEMI SMGが今回の調査で対象としている製品は、ウエハーメーカーがエンドユーザーに出荷したバージンテストウエハー、エピタキシャルウエハーを含むポリッシュドウエハーおよび、ノンポリッシュドウエハーである。
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