この日実演していたデモでは、PEDOT/PSS膜を200〜300枚程度用いたモジュール(1個当たり150〜200μV程度の出力)3個を直列に接続。100℃のホットプレート上に設置することで約50℃の温度差のある環境を構築しており、発生した電力を昇圧回路で昇圧し、温度、湿度センサー付きのBLEビーコンを駆動させる様子を公開していた。
今回のデモでは昇圧回路を利用したが、「モジュールの個数を増やせば、不要となる場合もある」と説明。今後も有機熱電材料のさらなる特性向上の余地があるといい、「将来的にはさらに低温の熱源で利用でき、LPWAが利用できるようなレベルの性能を持ったモジュールを実現したい」としている。
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