日本特殊陶業は、開発中の5G(第5世代移動通信)ミリ波向けアンテナモジュールを用い、28GHz帯でデータ通信が可能なことを実証した。
日本特殊陶業は2020年3月、開発中の5G(第5世代移動通信)ミリ波向けアンテナモジュールを用い、28GHz帯でデータ通信が可能なことを実証したと発表した。
開発中のアンテナモジュールは、外形寸法が22×29×4mmの基地局向けアンテナモジュールと、11.5×20.5×1.5mmの携帯端末向けアンテナモジュールである。多層基板技術を用いて、RF回路とアンテナを一体化(AIP:Antenna in Package)した。
また、基板材料には自社開発の低損失LTCC(低温焼成セラミックス)材「NOC(Non-Crystallized Glass System)」を用いた。高周波特性に優れ、耐環境性や放熱性も備えている。AIPとNOCを用いることで、伝送特性を低減することができたという。
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