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IoTエッジ製品の開発を加速するソリューションCypress、IoT-AdvantEdge(1/3 ページ)

Cypress Semiconductor(サイプレス セミコンダクタ)は、IoT(モノのインターネット)製品の開発を容易にするソリューション「IoT-AdvantEdge」を発表した。IoT機器向けのマイコン「PSoC 6 MCU」や無線通信向けIC、評価ボードやソフトウェア、オンラインで提供する各種リソースなどを含めた包括的なソリューションで、「IoT製品開発における課題を克服し、セキュアで高い信頼性と品質を備えた製品を市場に素早く投入することを可能にする」としている。

» 2020年04月15日 13時30分 公開
[永山準EE Times Japan]

 Cypress Semiconductor(サイプレス セミコンダクタ)は2020年4月6日(米国時間)、IoT(モノのインターネット)製品の開発を容易にするソリューション「IoT-AdvantEdge(「アドバンテージ」のように発音)」を発表した。IoT機器向けのマイコン「PSoC 6 MCU」や無線通信向けIC、評価ボードやソフトウェア、オンラインで提供する各種リソースなどを含めた包括的なソリューションであり、同社は、「IoT製品開発における課題を克服し、セキュアで高い信頼性と品質を備えた製品を市場に素早く投入することを可能にする」としている。

包括的ソリューションで開発をサポート

 ブランド名の「IoT-AdvantEdge」は、「IoT」「Advantage」「Edge」の3つの言葉を組み合わせたもの。同社は、「将来のエッジコンピューティングにおいては、データ共有、プライバシー、情報認識、リアルタイム制御、コネクティビティの5つの領域で卓越性が求められる」と説明。ここでいうエッジコンピューティングとはIoT製品そのものであり、IoT-AdvantEdgeはそれらの製品開発に向けて用意したソリューションだとしている。

左=エッジコンピューティングで重要な5つの領域/右=IoT-AdvantEdgeのコアとなる強みは、「コネクト(接続)、コンピュート(計算)、クリエイト(設計)の3点だという (クリックで拡大) 出典:Cypress Semiconductor

 IoT-AdvantEdgeは、具体的には、Wi-Fiなどの無線通信に対応するIoT機器向けのPSoC 6 MCUや、IoT製品の開発を大幅に簡素化できる開発ツール「ModusToolbox」、クラウドベースのアナリティクスプラットフォーム「IoT Network」など包括的なツールとサポート、そしてエコシステムパートナーの各種機能で構成されている。

IoT-AdvantEdgeは、IoT機器開発における上記の課題を解決する、としている (クリックで拡大) 出典:Cypress Semiconductor
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