メディア

IoTエッジ製品の開発を加速するソリューションCypress、IoT-AdvantEdge(2/3 ページ)

» 2020年04月15日 13時30分 公開
[永山準EE Times Japan]

IoT-AdvantEdgeに併せて新製品、サービスも投入

 また、同社はIoT-AdvantEdgeと併せて新製品、サービスも発表した。

 まずマイコンについては、PSoC 6 MCUのラインアップを拡充。「PSoC 62」ラインと「PSoC 64」ラインにそれぞれ、2Mバイトのフラッシュメモリおよび1MバイトのSRAMを搭載した高性能デュアルコア(Cortex-M4F/Cortex-M0+)プラットフォームと、512Kバイトのフラッシュメモリおよび256KバイトのSRAMを搭載したコスト効率が高い製品を追加。アプリケーションに合わせ、より幅広く構成選択が可能となった。

 なお、IoT-AdvantEdgeは、PSoC 62やPSoC 64だけではなく、既存のPSoCファミリーも対象としている。ただ、PSoC 64はセキュアプロビジョニング機能やルートオブトラストなどのセキュリティ機能が実装済みだが、既存ファミリーでは、セキュリティ機能は追加で実装が必要となる。

PSoC 64を用いることで、セキュリティも担保できる。将来的には、さらに高機能製品を投入予定。IP保護やハードウェアベースの多要素認証、ストリーミング暗号化、機械学習/ローカルポリシーの実装も可能になるとしている (クリックで拡大) 出典:Cypress Semiconductor

 新しい開発キットとして、村田製作所のWi-Fi/BTモジュールと組み合わせた3製品および、Azurewave Technologiesのモジュールと組み合わせた1製品も発表した。Azurewaveの製品に関しては無線通信モジュール自体が認定を取得していることから、「そのまま機器に組み込んで製品化が可能だ」と説明している。

発表されたIoT開発キット4製品 (クリックで拡大) 出典:Cypress Semiconductor

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSフィード

公式SNS

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.