SEMIは、2020年第1四半期(1〜3月)における半導体用シリコンウエハーの世界出荷面積を発表した。2019年第4四半期に比べると2.7%増加したが、前年同期比では4.3%の減少となった。
SEMIは5月4日(米国時間)、半導体用シリコンウエハーの世界出荷面積について、2020年第1四半期(1〜3月)実績を発表した。2019年第4四半期に比べると2.7%増加したが、前年同期比では4.3%の減少となった。
SEMIは、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)が行ったシリコンウエハー業界の分析結果を基に、四半期ごとのウエハー出荷面積を発表している。これによると、2020年第1四半期は、29億2000万平方インチとなった。
SEMI SMGの会長を務めるNeil Weaver氏は、「シリコンウエハーの世界出荷面積は、この1年間にわたり減少が続いてきた。2020年第1四半期にはわずかに回復したが、新型コロナウイルスの影響により、次の四半期は市場の不確実性が広がるだろう」とコメントした。
SEMIが今回の調査で対象としているのは、ウエハーメーカーがエンドユーザーに出荷した、バージンテストウエハーやエピタキシャルウエハーを含むポリッシュドウエハーと、ノンポリッシュドウエハーである。
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