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2020年1〜3月ウエハー出荷面積は前四半期比微増SEMIが発表

SEMIは、2020年第1四半期(1〜3月)における半導体用シリコンウエハーの世界出荷面積を発表した。2019年第4四半期に比べると2.7%増加したが、前年同期比では4.3%の減少となった。

» 2020年05月08日 09時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

「次四半期は不確実性広がる」、新型コロナの影響

 SEMIは5月4日(米国時間)、半導体用シリコンウエハーの世界出荷面積について、2020年第1四半期(1〜3月)実績を発表した。2019年第4四半期に比べると2.7%増加したが、前年同期比では4.3%の減少となった。

 SEMIは、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)が行ったシリコンウエハー業界の分析結果を基に、四半期ごとのウエハー出荷面積を発表している。これによると、2020年第1四半期は、29億2000万平方インチとなった。

半導体用シリコンウエハーの出荷面積(単位は100万平方インチ) 出典:SEMI

 SEMI SMGの会長を務めるNeil Weaver氏は、「シリコンウエハーの世界出荷面積は、この1年間にわたり減少が続いてきた。2020年第1四半期にはわずかに回復したが、新型コロナウイルスの影響により、次の四半期は市場の不確実性が広がるだろう」とコメントした。

 SEMIが今回の調査で対象としているのは、ウエハーメーカーがエンドユーザーに出荷した、バージンテストウエハーやエピタキシャルウエハーを含むポリッシュドウエハーと、ノンポリッシュドウエハーである。

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