ウエハー出荷面積、2018年に比べ7%の減少 : SEMIが2019年実績を発表
SEMIは、半導体向けシリコンウエハー出荷面積と販売額について、2019年の実績を発表した。いずれも2018年実績を下回っているが、販売額としては110億米ドル台を確保した。
SEMIは2020年2月4日(米国時間)、半導体向けシリコンウエハー出荷面積と販売額について、2019年の実績を発表した。いずれも2018年実績を下回っているが、販売額としては110億米ドル台を確保した。
SEMIは、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)が2019年末に実施したシリコンウエハー業界の分析結果を基に、出荷面積と販売額を発表した。これによると、2019年の出荷面積は総計で118億1000万平方インチとなった。過去最高を記録した2018年の127億3200万平方インチに比べると、7%の減少となる。
シリコンウエハーの販売額は111億5000万米ドルとなった。2018年実績の113億8000万米ドルに比べて、2%の減少となる。
半導体用シリコンウエハーの年別出荷面積および、販売額の推移 (クリックで拡大) 出典:SEMI
SEMI SMGの副会長を務めるNeil Weaver氏は、「メモリ市場の軟化と在庫調整によって、2019年の世界半導体用シリコンウエハー出荷面積は減少したが、販売額は安定した力強さを示している」とコメントした。
SEMIが今回の調査で対象としている製品は、ウエハーメーカーよりエンドユーザーに出荷されたバージンテストウエハーやエピタキシャルウエハーを含む鏡面ウエハーおよび、ノンポリッシュドウエハーである。
「世界の半導体業界を支える日本」を強調したい SEMI
SEMIジャパンは2019年12月10日、都内で記者発表会を開催し、12月11〜13日にかけて開催される「SEMICON Japan 2019」(東京ビッグサイト)のハイライトと、2020年の半導体市場予測について説明した。
世界半導体製造装置市場、2019年は前年比10%減
SEMIは2019年12月10日、世界半導体製造装置の年末市場予測を発表した。これによると、2019年の販売額は576億米ドルの見込みで、過去最高額を記録した2018年に比べると10.5%の減少になる。
2020年の市況を占う ―― WSTS、SEMIの予測は保守的すぎる!?
2020年はどんな年になりそうなのか。半導体デバイス、半導体製造装置業界の2020年見通しについて考えてみたい。
ウエハー出荷面積、2022年に過去最高を更新へ
半導体向けシリコンウエハーの出荷面積は、2019年に前年実績を下回るが、2020年より成長に転じ、2022年には過去最高記録を更新する見通し――。SEMIが2022年までの予測を発表した。
2019年の前工程ファブ用製造投資を上方修正、SEMI
SEMIは2019年12月16日(米国時間)、半導体産業の前工程ファブ装置投資額予測を発表した。低調だったメモリ投資が同年下半期に急増していることから、前期比18%減とした前回予想値から上方修正し、同7%減に収まる566億米ドルになると予測している。また、2020年の通期予測も前回(2019年9月)の530億米ドルから、580億米ドルに上方修正した。
「半導体が産業の主役に」SEMICON Japan 2019の狙い
2019年12月11〜13日、マイクロエレクトロニクス国際展示会「SEMICON Japan 2019」が、東京ビッグサイトで開催される。今回のキーメッセージは、「次代のコアになる。」だ。主催者であるSEMIジャパンで代表を務める浜島雅彦氏に、SEMICON Japan 2019の狙いや見どころなどを聞いた。
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