今回、来場者の利便性を向上するため導入を決めた3つのツールが紹介された。1つ目は、「コミュニケーションチャット機能」だ。来場者が気になった展示があれば、この機能を用いることで、1対1で出展者とコミュニケーションできる。なおチャットベースの機能で、音声での対話は実装していない。
2つ目は、「ブース訪問履歴機能」で、来場者が訪問したブース履歴が自動的に記録されるという。出展者側としても、ブース内で人気ある展示とそうでないものとがリアルタイムで把握できるようになる利点があるという。鹿野氏は、「(このデータをもとに)会期中に展示を入れ替えるようなアクションをする企業もでるのでは」と話していた。
3つ目の機能は「CEATEC GO」だ。この機能では、全展示エリアの中から、各出展者の展示紹介情報をランダムに表示する機能だ。来場者はこの機能によって、実際の会場を訪れた際のような「偶然の出会い」を実現できる、としている。
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