ザイリンクス、16nmプロセスFPGAの量産出荷開始:Virtex UltraScale+ VU19P
ザイリンクスは、16nmプロセスを用いた大容量FPGA「Virtex UltraScale+ VU19P」の量産出荷を始めた。
ザイリンクスは2020年10月、16nmプロセスを用いた大容量FPGA「Virtex UltraScale+ VU19P」の量産出荷を始めた。
VU19Pは、900万個のロジックセル、320億個のトランジスタ、2000個以上のユーザーI/Oを搭載し、最大80個のシリアルトランシーバーによって、4.5Tビット/秒の帯域幅をサポートする。また、DDR4メモリ帯域幅は最大1.5Tビット/秒である。
Virtex UltraScale+ VU19Pの外観
ザイリンクスは、VU19Pの主な用途として、「エミュレーション」や「プロトタイピング」「テストおよび測定装置」を挙げる。例えば、回路が大規模で複雑となるSoCやASICのプロトタイピングやエミュレーション、さらには複雑なアルゴリズムの開発などがVU19Pベースで可能となる。新たに定義された通信プロトコルの検証などにも有用である。
- ACRi、無償のオンラインFPGA利用環境を開設
FPGA活用基盤の開発などを行うアダプティブコンピューティング研究推進体「ACRi(アクリ)」は、無償のオンラインFPGA利用環境「ACRiルーム」を開設した。日本国内でFPGAに興味を持つ全ての人を対象としている。
- サムスン、ザイリンクス製「Versal ACAP」を採用
Xilinx(ザイリンクス)によると、Samsung Electronics(サムスン電子)は第5世代移動通信(5G)商用製品に、Xilinx製マルチコアヘテロジニアス演算プラットフォーム「Versal ACAP」を採用した。
- ザイリンクス、新たな統合開発環境を提供開始
ザイリンクスは、「ET&IoT Technology 2019」で、新たな統合ソフトウェアプラットフォーム「Vitis」や、データセンターワークロード向けアクセラレーターカード「ALVEO」などを紹介。ALVEOを用いエッジ側でAI処理を行い、人の顔や物体を認識するデモ展示を行った。
- Xilinx、日本の金融市場への拡販を強化
Xilinx(日本法人:ザイリンクス)は2019年9月18日、金融業界向け事業に関する記者説明会を開催し、同業界に向けたFPGA関連製品の展開を強化していくことを強調した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.