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» 2020年10月30日 10時30分 公開

全固体電池向けに特化した充電用ICを開発トレックス・セミコンダクター(2/2 ページ)

[竹本達哉,EE Times Japan]
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消費電流を104nAに抑え、解除電圧に工夫

 電池電圧監視ICのXC6140は、消費電流を「従来品よりも1桁程度小さい」(同社)という104nAを達成した点が最大の特長。検出電圧範囲は1.6〜2.2Vで、解除電圧は2.475V(固定)。「電池電圧監視ICの解除電圧は、これまで検出電圧の5%程度高い電圧に設定される場合が多い。ただ、全固体電池や半固体電池は負荷などに応じて大きく電圧が上下に振れるため、5%程度の電圧上昇では、充電が開始されて電圧が上昇したと判断できない。そのため、一般的な電池電圧監視ICよりも大幅に高い2.475Vという解除電圧を採用した」(山本氏)という。動作電圧範囲は1.1〜6.0V。動作温度範囲−40〜+85℃で、検出電圧温度特性は±50ppm/℃となっている。パッケージは、1.0×1.0×0.33mmサイズのUSPQ-4B05と、SSOT-24の2種がある。

電池電圧監視IC「XC6140」の概要 (クリックで拡大) 出典:トレックス・セミコンダクター

 トレックスでは、XC6240、XC6140の発売とともに、両ICに、DC-DCコンバーターICやレギュレーター、さらには日本ガイシ製半固体電池を実装した評価ボードの提供も開始。「今後も、さまざまな全固体電池、半固体電池メーカーと連携し、評価ボードを作成、提供していく」(山本氏)としている。

評価ボード(左)とCV充電対応電池を使用した回路構成例 (クリックで拡大) 出典:トレックス・セミコンダクター
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