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ルネサス那珂工場、前工程の生産を再開福島県沖地震で操業を一時停止

ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2021年2月15日、同年2月13日に発生した福島県沖地震の影響について第2報を発表した。それによると、一時停止していた那珂工場(茨城県)において15日にウエハー出荷を再開し、クリーンルーム内での半導体前工程生産も、本日(2月16日)から再開する。【追記あり】

» 2021年02月16日 09時17分 公開
[村尾麻悠子EE Times Japan]

 ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2021年2月15日、同年2月13日に発生した福島県沖地震の影響について第2報を発表した。それによると、一時停止していた那珂工場(茨城県)において15日にウエハー出荷を再開し、クリーンルーム内での半導体前工程生産も、本日(2月16日)から再開する。

 ルネサスは、地震が発生した翌日の2月14日に第1報を発表し、関係会社や事業所で人的被害はないことと、各生産拠点の状況を報告した。震源地付近の那珂工場、米沢工場(山形県)、高崎工場(群馬県)について、建屋や設備の損傷はなく、米沢工場と高崎工場は稼働を継続していると発表。那珂工場については、一時的に停電*)はあったが、復電し、設備も再稼働しているが、安全のために操業を停止してクリーンルーム内の安全確認および、装置、製品の被害状況の確認を進めるとしていた。

【追記:2021年2月19日15時 ルネサス広報によると、停電していた時間は約3時間とのこと。】

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