この記事は、2021年2月15日発行の「EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版2月号」に掲載している記事を転載したものです。
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Intelの理事会は、アクティビストヘッジファンドであるThird Pointから、“戦略的な代替案”として、自社工場のスピンオフや、失敗に終わった買収企業の売却などを要請されたことを受け、直ちにCEO(最高経営責任者)を交代すべくBob Swan氏を退任させ、後任としてPat Gelsinger氏を任命した。
しかしGelsinger氏は、金融界向けに発表した最初の声明の中で、「Intelは、垂直統合型デバイスメーカー(IDM)としての役割を維持していくため、近いうちに一部の製造をアウトソーシングする必要があるだろう」と述べている。この発言は、一部の投資家たちにとっては喜ばしいことではなかったかもしれないが、現時点では正しい判断だといえる。そこで筆者は、5年以上先の長期的にスピンオフを成功させるための方法について、持論を展開していきたい。
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