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Infineonと昭和電工、SiC材料の供給で契約高まる需要に応える

Infineon Technologies(以下、Infineon)は2021年5月6日(ドイツ時間)、昭和電工と、エピタキシーを含む広範囲なSiC材料の供給契約を締結したと発表した。これによりInfineonは、SiC製品の需要拡大に対応するための基材を確保できたと述べている。契約期間は2年間で、延長のオプションがある。

» 2021年05月07日 09時30分 公開
[村尾麻悠子EE Times Japan]
画像:Infineon Technologies

 Infineon Technologies(以下、Infineon)は2021年5月6日(ドイツ時間)、昭和電工と、エピタキシーを含む広範囲なSiC材料の供給契約を締結したと発表した。これによりInfineonは、SiC製品の需要拡大に対応するための基材を確保できたと述べている。契約期間は2年間で、延長のオプションがある。

 Infineonのインダストリアルパワーコントロール(IPC)事業部のプレジデントを務めるPeter Wawer氏はリリースで、「昭和電工とのウエハーサプライヤーベースの拡大は、当社のマルチソーシング戦略における重要なステップだ。これにより、中長期的に増大する需要に確実に対応できる」とコメントした。

 Yole Développementによれば、SiCパワー半導体市場は今後5年間で年率30〜40%で成長すると予測されている。

 InfineonはSiC技術を20年以上にわたり手掛けてきた。「CoolSiC」というブランドで、ショットキーダイオードやMOSFET、ハイブリッドモジュール(Si-MOSFETとCoolSiCショットキーダイオードの組み合わせ)などを展開している。

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