3D HAL角度センサーは、自動車や産業機器に実装し、アクセルペダルや電子スロットル制御、舵角システム、バルブ位置といった用途において、回転角度や直動位置を測定するためのセンサー。3D HAL技術は、垂直ホール素子を標準CMOSプロセスに統合したことで、チップ表面と水平および垂直方向の磁場成分について、相対強度を測定することが可能となった。従来の平面ホール技術だと、チップ表面と直交する磁場しか測定できなかったという。
HAL 37xy製品ファミリとして今回発売するのは3品種。パッケージに1個のセンサーダイを内蔵した「HAL 37xy」。独立した2個のセンサーダイを積み重ねて実装し、完全な冗長機能を備えた「HAR 37xy」。そして、容量が最大330nFのコンデンサーを内蔵し、最大8kVのESD耐性を実現した「HAC 37xy」である。
CAN FD用コモンモードフィルタを量産開始、TDK
TDKは2021年4月6日、次世代の車載LAN規格であるCAN FDに向けたコモンモードフィルター「ACT1210Dシリーズ」として、「ACT1210D-101-2P」を発表した。3.2×2.5×2.5mm(3225サイズ)と小型で、「業界最高レベル」(TDK)のモード変換特性(Ssd21)を実現したとする。【修正あり】