データセンター向けAI(人工知能)チップメーカーが、膨大な資金を調達している。2021年4月半ばも、GroqがシリーズCの投資ラウンドで3億米ドルを調達したと発表している他、SambaNova SystemsはシリーズDの投資ラウンドで6億7600万米ドルという大金を獲得したという。投資家たちがAIチップメーカーにこのような大金を投資する背景には、どのようなけん引要素があるのだろうか。
この記事は、2021年5月17日発行の「EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版5月号」に掲載している記事を転載したものです。
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データセンター向けAI(人工知能)チップメーカーが、膨大な資金を調達している。2021年4月半ばも、GroqがシリーズCの投資ラウンドで3億米ドルを調達したと発表している他、SambaNova Systems(以下、SambaNova)はシリーズDの投資ラウンドで6億7600万米ドルという大金を獲得したという。SambaNovaの企業価値は現在、50億米ドルを上回るとみられる。
AIチップ市場においてこのような大金を調達しているのは、これら2社だけではない。同市場の勢いが増し続ける中、同じくデータセンター向けAIチップメーカーであるGraphcore(調達資金7億1000万米ドル、企業価値27億7000万米ドル)や、Cerebras(調達資金4億7500万米ドル、企業価値24億米ドル)なども後に続いている。
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