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» 2021年06月30日 11時30分 公開

組織改革と新製品発表が示すIntelの戦略通信ネットワーク分野のイノベーションを加速(1/2 ページ)

Intelによる組織改革と関連技術の発表は、ネットワークコンポーネントおよびシステムのグローバル市場において、同社がより重要なプレーヤーを目指す戦略を示すものだ。

[John Walko,EE Times]

 Intelによる組織改革と関連技術の発表は、ネットワークコンポーネントおよびシステムのグローバル市場において、同社がより重要なプレーヤーを目指す戦略を示すものだ。

「ネットワークおよびエッジ」グループを設立

 同社は2021年6月22日(米国時間)、この目標に向けて、既存のネットワークプラットフォーム事業とIoT(モノのインターネット)イニシアチブ、同社が大きな影響力を持つコネクティビティグループを統合した「ネットワークおよびエッジ」グループを設立したことを発表した。

Nick McKeown氏

 この新事業部門は、データネットワーキングの世界で尊敬を集める人物であるNick McKeown氏が率いるという。McKeown氏は、同氏が共同設立したBarefoot NetworksをIntelが買収した2019年からIntelで非常勤として勤務している。同氏はまた、ソフトウェア設計ネットワークとネットワーク仮想化のパイオニアであるNiciraも共同設立している。

 Intelによると、この新しいグループの綱領は、「ネットワークからインテリジェントエッジまでの技術と製品のリーダーシップを加速させること」だという。

 Intelはさらに、それぞれソフトウェアとハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)に焦点を当てた、2つの事業部門も創設したという。

 今回の再編は、Intelの新CEO(最高経営責任者)を務めるPat Gelsinger氏の最大かつ最も重要な動きの1つである。同氏は、「Intelに復帰して以来、当社の人材の豊かさと驚くべき革新性に感動しているが、当社の野望を実現するには、より迅速な行動が必要だ」とコメント。さらに、「この再編によって、重要性が増している通信ネットワーク分野で当社の重点課題と遂行力に磨きをかけ、イノベーションを加速させ、当社の持つ豊かな才能を十分に引き出したい」と述べている。

 なお、再編の一環として、データプラットフォームグループは、別々の事業部門(データセンター部門とAI部門)に再編成され、クラウドベースのアプリケーション向けデータセンター製品に集中するという。同グループは今後、Intelの「Xeon」とFPGAの専門知識をベースに、ポートフォリオを拡張していく。

Sandra Rivera氏

 ネットワークプラットフォームグループを率いてきたSandra Rivera氏は、新事業部門のエグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーに任命された。同氏は、IntelのAI戦略の推進も担当する。

 新設された「Software and Advanced Technology Group」は、元VMwareのシニアバイスプレジデント兼CTO(最高技術責任者)のGreg Lavender氏がIntelでも同様の役割を担って統括する(Gelsinger氏は、2021年1月にIntelに復帰する前はVMwareのCEOだった)

 アーキテクチャー、グラフィックス、ソフトウェア部門のゼネラルマネージャーだったRaja Koduri氏は、新設された「Accelerated Computing Systems and Graphics Group」を指揮する。同グループは、最大のライバルであるNVIDIAが独占する、競争の激しいハイパフォーマンスコンピューティング分野において、Intelの存在感を大きく拡大することを目指す。

 また、今回の再編によって、長年Intelの幹部を務め、現在データプラットフォームグループの責任者であるNavin Shenoy氏が2021年7月上旬にIntelを去ることになった。

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