ルネサス エレクトロニクスは2021年7月29日、2021年12月期第2四半期(4〜6月)業績(Non-GAAPベース)を発表した。第2四半期3カ月間の売上高は2179億円で前年同期比30.7%増、営業利益は614億円で同2.03倍と大幅な増収増益になった。売上総利益率は52.0%、営業利益率は28.2%だった。
ルネサス エレクトロニクスは2021年7月29日、2021年12月期第2四半期(4〜6月)業績(Non-GAAPベース)を発表した。第2四半期3カ月間の売上高は2179億円で前年同期比30.7%増、営業利益は614億円で同2.03倍と大幅な増収増益になった。売上総利益率は52.0%、営業利益率は28.2%だった。
前四半期(第1四半期)業績発表(4月28日)時点では、第2四半期売上高として2000億円から2080億円の範囲、利益は売上高が2040億円の場合で売上総利益率50.0%、営業利益率23.5%と予測していたが、この当初予測を上回った。
想定を上回る業績になった要因としては、為替影響とともに、織り込んでいた部材調達難などによる供給面リスクが想定より抑えられたこと、3月に発生した那珂工場での火災の影響が想定より小さくなったことを挙げた。第2四半期売り上げへの那珂工場の火災影響については、4月末時点で170億円を見込んでいたが、実績は126億円にとどまった。
事業セグメント別売り上げでは自動車向け事業が前年同期比46.1%増の1061億円と大きく伸び、産業・インフラ・IoT向け事業についても同16.7%増の1069億円と伸長した。
在庫水準については、旺盛な需要により、自動車向け製品、産業・インフラ・IoT向け製品ともに自社保有の完成品在庫は減少。ひっ迫した需給状態が続く。
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