Pickering Interfacesは、シャシースロット当たりのマトリクス密度を33%向上させる32×8構成の統合型PXI RFマトリクスモジュール「4x-724ファミリー」を発表した。
Pickering Interfaces(ピカリング インタフェース)は2022年4月、シャシースロット当たりのマトリクス密度を33%向上させる32×8構成の統合型PXI RFマトリクスモジュール「4x-724ファミリー」を発表した。
4x-724ファミリーは、緊急無線や半導体テストなど、汎用RFテストに向けた製品。PXIモジュール「40-724」とPXIeモジュール「42-724」があり、高い性能と帯域幅300MHzを提供し、非ループスルーモデルに対応した。オプションでY軸にループスルーポートを備えたモデルも用意しているという。
4x-724ファミリーには、マトリクスサイズが32×8構成の他、16×4、16×8、32×4のタイプもある。ループスルーポートがマトリクスに直接接続されており、複数モジュールをカスケード接続する時に、カード間でX-to-X信号パスを作製することが可能となる。
また、ルテニウムをスパッタリングしたリードリレーを採用することで、長寿命化を実現した。リードリレーの動作時間もわずか0.5ミリ秒(標準値)と短く、テストサイクル時間の最小化とともに、製品テストスループットを向上させることができるという。さらに、eBIRSTツールをサポートしたことで、早期に故障を発見することができ、システムのダウンタイムを最小限に抑えることが可能となった。
なお、日本市場ではアンドールシステムサポートが、ピカリングの総代理店として4x-724ファミリーの販売や技術サポートを行う。
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