ミネベアミツミは2022年8月5日、2023年3月期第1四半期の決算説明会を行った。売上高は前年同期比で1.1%増となる2510億4000万円で、第1四半期としては過去最高となった。営業利益は、前年同期比で27.4%減となる142億5500万円。上海のロックダウンの影響はあったものの、期初予想を上回ったとした。
ミネベアミツミは2022年8月5日、2023年3月期第1四半期の決算説明会を行った。売上高は前年同期比で1.1%増となる2510億4000万円で、第1四半期としては過去最高となった。営業利益は、前年同期比で27.4%減となる142億5500万円。上海のロックダウンの影響はあったものの、期初予想を上回ったとした。
モーターやエレクトロニクスデバイス、センシングデバイスなど電子機器セグメントの売上高は814億円で、前四半期比で15.4%の減少となった。このうち、モーターは主に上海ロックダウンの影響により前四半期比10.9%減の627億円だった。エレクトロデバイスは同36.6%減となる97億円。LEDバックライトにおいて主要顧客のモデルの販売が減少したことによるという。センシングデバイスは、同10%減となる82億円。なお、電子機器セグメントの営業利益は前四半期の39億円から、2億円と大幅に減少している。
2023年通期の業績予想は、期初の計画を変更せず、売上高は1兆2000億円、営業利益は1020億円とした。同社取締役 専務執行役員の吉田勝彦氏は、「インフレなどマクロ環境の変化を慎重に見て、期初の予想を据え置いた」と説明した。
ミネベアミツミの代表取締役 会長兼社長執行役員を務める貝沼由久氏は、「予想以上に上海ロックダウンが長引き、80億円のネガティブな業績インパクトがあった。ベアリングはすぐに回復したが、ファンモーターについては別拠点で製造をカバーできず、回復に至らなかった」としつつ、2023年通期の営業利益については「1020億円を堅持できると考えている」と強調した。
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