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メガチップス、Wi-Fi HaLow技術の豪新興に1億豪ドル出資新市場開拓/ソリューション開発を促進

メガチップスは2022年9月7日、オーストラリアのファブレス半導体企業Morse Microに1億豪ドル(約96億9000万円)の出資を行うとともに戦略的提携を行うことを合意したと発表した。

» 2022年09月09日 16時25分 公開
[永山準EE Times Japan]

 メガチップスは2022年9月7日、オーストラリアのファブレス半導体企業Morse Microに1億豪ドル(約96億9000万円)の出資を行うとともに半導体/モジュール製品の供給および販売活動について戦略的提携を行うことで合意したと発表した。

 Moese Microは、920MHz帯を使用し、約1kmの長距離通信と、画像や音声の送受信もできる数メガビット/秒の通信速度を備えた無線通信規格「Wi-Fi HaLow」ソリューションの開発/提供を行うファブレス半導体企業だ。設立は2016年で、オーストラリアに本社を置くほか、米国、中国、インドにもオフィスを有する。

 メガチップスは、「当社は、主にIoT(モノのインターネット)をターゲットに、最速、最小、最低電力、最長距離のWi-Fi HaLowチップを実現するMorse Microへ出資し、戦略的提携を行うことで通信分野において新市場の開拓や新ソリューションの開発を促進し、新規事業の立ち上げを加速していく」としている。

 この提携では、Wi-Fi HaLow普及のため、Morse Microの半導体およびモジュール製品の製造をメガチップスが請負うほか、同製品の販売およびプロモーション活動を2社共同で進めることを合意している。

 Morse Microの創業者兼CEO(最高経営責任者)、Michael De Nil氏は、「メガチップスの資金援助と戦略的パートナーシップにより、当社がWi-Fi HaLow SoC(System on Chip)、モジュール、ソフトウェア、開発ツールのポートフォリオを拡大し、IoTコネクティビティの革命を起こすという目標を達成する準備が整った」と述べている。

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