メガチップス、Wi-Fi HaLow技術の豪新興に1億豪ドル出資 : 新市場開拓/ソリューション開発を促進
メガチップスは2022年9月7日、オーストラリアのファブレス半導体企業Morse Microに1億豪ドル(約96億9000万円)の出資を行うとともに戦略的提携を行うことを合意したと発表した。
メガチップスは2022年9月7日、オーストラリアのファブレス半導体企業Morse Microに1億豪ドル(約96億9000万円)の出資を行うとともに半導体/モジュール製品の供給および販売活動について戦略的提携を行うことで合意したと発表した。
Moese Microは、920MHz帯を使用し、約1kmの長距離通信と、画像や音声の送受信もできる数メガビット/秒の通信速度を備えた無線通信規格「Wi-Fi HaLow」ソリューションの開発/提供を行うファブレス半導体企業だ。設立は2016年で、オーストラリアに本社を置くほか、米国、中国、インドにもオフィスを有する。
メガチップスは、「当社は、主にIoT(モノのインターネット)をターゲットに、最速、最小、最低電力、最長距離のWi-Fi HaLowチップを実現するMorse Microへ出資し、戦略的提携を行うことで通信分野において新市場の開拓や新ソリューションの開発を促進し、新規事業の立ち上げを加速していく」としている。
この提携では、Wi-Fi HaLow普及のため、Morse Microの半導体およびモジュール製品の製造をメガチップスが請負うほか、同製品の販売およびプロモーション活動を2社共同で進めることを合意している。
Morse Microの創業者兼CEO(最高経営責任者)、Michael De Nil氏は、「メガチップスの資金援助と戦略的パートナーシップにより、当社がWi-Fi HaLow SoC(System on Chip)、モジュール、ソフトウェア、開発ツールのポートフォリオを拡大し、IoTコネクティビティの革命を起こすという目標を達成する準備が整った」と述べている。
Wi-Fi HaLow準拠の無線LANモジュール、映像を途切れず送信
サイレックス・テクノロジー(以下、サイレックス)は「第11回 IoT & 5Gソリューション展【春】」(2022年4月6〜8日、東京ビッグサイト)で、IEEE 802.11ah(Wi-Fi HaLow)やIEEE 802.11 ax(Wi-Fi 6/Wi-Fi 6E)準拠の最新モジュールを展示した。
「Wi-Fi HaLow」の本格普及に向け認証プログラムが開始
Wi-Fi Allianceは2021年11月、「Wi-Fi HaLow」(IEEE 802.11ah)の認証プログラムである「Wi-Fi CERTIFIED HaLow」を開始した。
5GやWi-Fi 6に対応するタブレット向け6nm SoC
台湾MediaTekは2021年7月27日、タブレット向けSoC(System on Chip)「Kompanio 1300T」を発表した。TSMCの6nmプロセスで製造される。Kompanio 1300Tを用いることで、オンライン学習やビジネス、ストリーミングサービス、ゲーミング、機械学習をはじめとするAI(人工知能)アプリケーションなど幅広い用途に向けた、軽量のタブレットを開発できるとする。
2020年度内の国内利用開始目指す、IEEE 802.11ah
920MHz帯を使用するLPWA(Low Power Wide Area)ネットワーク規格「IEEE 802.11ah(以下、802.11ah)」の国内利用実現に向けた活動を進める「802.11ah推進協議会」は2019年12月5日、都内で第2回総会を実施。発足から1年間の活動報告などを行った。同会は、2020年度内のIEEE 802.11ah国内利用開始を目指している。
「802.11ah(Wi-Fi HaLow)」の実証実験を公開
802.11ah推進協議会は、IoT(モノのインターネット)通信システムに向けたWi-Fi規格「IEEE 802.11ah(Wi-Fi HaLow)」について、総務省から「実験試験局免許」を取得した。「ワイヤレスジャパン2019」でその実証実験を公開する。
1km飛ぶWi-Fi、「802.11ah」実用化に向け協議会が発足
2018年11月7日、920MHz帯を使用するLPWA(Low Power Wide Area)ネットワーク規格「IEEE 802.11ah」の国内利用実現に向け、56の企業および団体により「802.11ah推進協議会」が発足した。
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