Roger氏はキーサイトの6G戦略について「1Gから5GまでxGのリーダー企業として歩んできたので、6G以降も(このポジションを)継続していきたい。今までも必要な技術やノウハウをM&Aで取得することで事業範囲を広げてきたので、6Gにおいても必要に応じて(M&Aは)検討するつもりだ」と述べた。日本市場については「日本は6Gを定義する上で非常に重要な場所だ。地理的特徴として島国かつ大都市と農村地帯が共存しており、文化的特徴としては電車通勤が多くみられ、何より顧客からの期待値が非常に高い。加えて、『IOWN Global Forum』をはじめ複数のコンソーシアムが創設されて、6G開発も活発に行われている」と重要性を語った。
英国で高まる6G研究の機運
英国のKing's College(キングスカレッジ)とUniversity of Bristol(ブリストル大学)、University of Strathclyde(ストラスクライド大学)が1年以上前に設立した研究/教育/イノベーションセンターである6G Futuresは、英国のデジタルメディア文化省と英国研究評議会からの資金提供を正式に求めている。
「6G」の議論が進む、テラヘルツ波の活用も視野に
Nokiaは毎年、米国ニューヨーク州ダウンタウンブルックリンのニューヨーク大学(NYU)Tandon School of Engineeringにおいて、学術カンファレンス「Brooklyn 6G Summit(B6GS)」を開催している。今回のイベントには、NokiaやMicrosoft、Qualcommなどをはじめ、さまざまな企業の経営幹部たちが参加している。