NXP Semiconductorsは、Linux搭載のIoT機器や産業用機器に向けたアプリケーションプロセッサ(AP)「i.MX 91」ファミリーを発表した。
NXP Semiconductorsは2023年5月、Linux搭載のIoT(モノのインターネット)機器や産業用機器に向けたアプリケーションプロセッサ(AP)「i.MX 91」ファミリーを発表した。
i.MX 91ファミリーは、動作周波数が最大1.4GHzのCPUコア「Arm Cortex-A55」を搭載した。この他、LPDDR4メモリやデュアルギガビットイーサネット、デュアルUSBポートおよび、スマート工場やスマートホーム、スマートオフィス向け製品に必要となる各種IOを内蔵している。
また、独自のセキュリティ処理回路「EdgeLockセキュアエンクレーブ」を搭載していて、ライフサイクルの管理や改ざん検知、セキュアブートなど高度なセキュリティ機能と認証取得パスの簡素化を実現した。
NXPでは、i.MX 91ファミリー用評価キットやソフトウェアパッケージなども用意している。NXPが共同開発したコスト効率の高い電源管理ソリューションを始め、「Wi-Fi 6」や「Bluetooth 5.2」「802.15.4」をサポートするモノリシックのトライラジオ「IW612」ファミリーなども提供していく。なお、i.MX 91ファミリーは既に供給を始めている。i.MX 91開発プラットフォームは2023年下半期から、特定顧客への提供を始める予定だ。
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