マクセルは、小型で精細度が高い「Bright Mirror Display(BM-Display)」を開発した。自動車のフロントガラスや商業施設の透明ガラスに、映像や情報を写し出す用途に向ける。
マクセルは2023年8月、小型で精細度が高い「Bright Mirror Display(BM-Display)」を開発したと発表した。自動車のフロントガラスや商業施設の透明ガラスに、映像や情報を映し出す用途に向ける。
マクセルは、2021年4月より乗用車向け「AR-HUD(拡張現実型ヘッドアップディスプレイ)」の量産を始めている。今回発表したBM-Displayも、AR-HUDで培った高効率のバックライト技術をベースに、製品の小型軽量化を実現した。
製品の容量は約1.3リットル、重さは約1kgである。自動車向けBM-Displayの主な仕様は、視野角が11×4度、解像度が1920×480ピクセルとなっている。また、独自の画像補正技術を用い、製品の共通化を図ることで、低コスト化と開発期間の短縮を実現した。
BM-Displayは小型軽量化により、これまで搭載が難しかった小型車両や商用車、建設車両、電車などのフロントガラスなどにも、容易に取り付けることが可能だという。自動車に応用した場合、車両の位置情報や経路案内、インジケーターおよび、警告灯などをフロントガラスの下端部に表示できる。このため、従来の位置にあるメーターに比べ、運転者の視点移動が少ないという特長がある。
トラックなど商用車への後付け対応も検討している。安全性のさらなる向上を目指すもので、速度情報や連続運転時間、休息時間といった情報表示が行える。
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