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» 2023年09月01日 10時30分 公開

ソニー、1.3型4K OLEDマイクロディスプレイを発表リアルな空間再現で没入感を高める

ソニーセミコンダクタソリューションズは、1.3型4K OLEDマイクロディスプレイ「ECX344A」を発表した。VR(仮想現実)/AR(拡張現実)用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などの用途に向ける。

[馬本隆綱EE Times Japan]

独自の画素構造を採用、高色域と高輝度を両立

 ソニーセミコンダクタソリューションズは2023年8月、1.3型4K OLEDマイクロディスプレイ「ECX344A」を発表した。VR(仮想現実)/AR(拡張現実)用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などの用途に向ける。

ECX344Aの外観[クリックで拡大] 出所:ソニー

 ECX344Aは、トランジスタのレイアウトやプロセスを最適化し、独自のばらつき補正回路を採用した。これにより、4K(3552×3840画素)の解像度でありながら、均一な輝度特性を実現した。また、高速駆動用ドライバー回路を開発し、最大毎秒90フレームという高フレームレートにより滑らかな映像を実現した。

 さらに、独自の画素構造によって、DCI-P3を96%カバーした広色域と高輝度を両立させた。これにより、リアルな空間を再現し高い没入感が得られるという。明るさと残像間の低減も両立させた。高フレームレートに加え、画素の発光時間を従来製品に比べ5分の1(Duty 20%駆動)と短くした。独自技術によって、Duty 20%駆動時でも最大輝度は1000cd/cm2を達成している。

ディスプレイの画像比較(イメージ図)。左が従来品、右がECX344A[クリックで拡大] 出所:ソニー
ECX344Aの画素構造[クリックで拡大] 出所:ソニー

 この他、応用製品の負荷を軽減するため、用途に応じて選べる3種類の表示モードを用意した。4K解像度の入力データをそのまま表示する「Nomal mode」、2K〜2.5K解像度の入力データを4Kにアップスケールをして表示する「Upscale mode」および、視野の中心は高解像度で、視野の外側に向かうほど解像度を落とし描写することで、転送データ量を約60%削減できる「Foveated scan mode」である。

 ECX344Aは、2023年11月からサンプル出荷を始める予定。サンプル価格(税別)は15万円。

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