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米中向けが好調で23年度2Qは増収増益、ソシオネクスト通期予想は上方修正(1/2 ページ)

ソシオネクストの2023年度第2四半期(2023年7〜9月)業績は、売上高が前年同期比29.7%増の555億円、営業利益は同76.2%増の86億円、純利益は同48.2%増の73億円で増収増益となった。

» 2023年11月06日 15時30分 公開
[半田翔希EE Times Japan]

 ソシオネクストは2023年10月31日、2023年度第2四半期(2023年7〜9月)の決算を発表した。売上高は前年同期比29.7%増の555億円、営業利益は同76.2%増の86億円、純利益は同48.2%増の73億円で、増収増益となった。

2023年度第2四半期業績四半期別の売上高および営業利益の推移 左=2023年度第2四半期業績/右=四半期別の売上高および営業利益の推移[クリックで拡大] 出所:ソシオネクスト

 同社会長兼社長の肥塚雅博氏は「2023年度第1四半期(2023年4〜6月)に引き続き、2019年以降に獲得した7nm以細の大型商談の量産本格化の影響で、データセンター/ネットワーク分野やオートモーティブ分野、米国向けのスマートデバイスなどの売り上げが増加している」と説明した。営業利益は、研究開発費や販売管理費の増加による26億円のマイナス影響や、設計開発段階に顧客から対価として受け取る売り上げである「NRE(Non-Recurring Engineering)売り上げ」の減少によるマイナス影響はあったが、「製品売上の増加により全体ではプラスとなった」と述べた。なお、販売管理費の中には、開発体制の再編に向けた一時的費用15億円が含まれている。

2023年度第2四半期の決算内容詳細(前年同期比) 2023年度第2四半期の決算内容詳細(前年同期比)[クリックで拡大] 出所:ソシオネクスト

 2024年3月期通期の業績予想は、中国市場や民生市場が伸び悩みが予想されるものの、新製品の開発および量産が順調に進んでいることや、2023年4月に公表した為替レートの前提(1米ドル115円)よりも円安が進んでいることから、2023年4月の発表から上方修正し、売上高は前回予想から140億円増の2140億円、営業利益は同65億円増の290億円、純利益は同50億円増の225億円となる見込みだ。

データセンター/ネットワーク向けの大型受注がけん引

 2023年度上期(2023年4〜9月)の製品売り上げでは、データセンター/ネットワーク、スマートデバイス、オートモーティブなどの新規商談の量産本格化により、先端プロセスを中心に売り上げ数量が増加した。また、中国市場での短期的な特需や円安の継続が成長要因となり、前年同期比52.9%増の1014億3900万円となった。

 同期間の売上高構成比率では、データセンター/ネットワーク分野が前年度通期の売上高構成比率から8ポイント増の40%と最も高く、スマートデバイス分野が21%、オートモーティブ分野が16%だった。

 NRE売上高構成比率では、データセンター/ネットワーク分野が同6ポイント減の12%、スマートデバイス分野が29%、オートモーティブ分野が38%だった。

分野別の売上高構成比率(2017年度〜2022年度および、2023年度上期) 分野別の売上高構成比率(2017年度〜2022年度および、2023年度上期)[クリックで拡大] 出所:ソシオネクスト
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