エッジテクノロジーの総合展「EdgeTech+ 2023」(2023年11月15〜17日、パシフィコ横浜)の開幕を前に、運営事務局が報道機関向け説明会を開催し、その見どころを紹介した。
エッジテクノロジーの総合展「EdgeTech+ 2023(旧ET&IoT)」が2023年11月15〜17日、パシフィコ横浜で開催される。主催の組込みシステム技術協会(JASA)と運営事務局のナノオプト・メディアは開催に先立って報道機関向け説明会を実施し、開催概要や見どころを説明した。
EdgeTech+は2021年まで「ET&IoT」展として開催されていた展示会。2022年に名称を改めて以降、今回が2度目の開催となる。パシフィコ横浜展示ホールの全館とアネックスホールを利用し、前回の266社を上回る300社が出展を予定している。このうち、新規出展は118社にものぼるという。
今回のコンセプトは「エッジテクノロジーに新たなプラスで加速するDXと事業変革」だ。会場内ではテーマごとにエリアを分けているが、今回は新たに「生成AI(人工知能)活用ゾーン」を設ける。また、マイクロプロセッサ誕生からの歴史を振り返るミュージアム展示や画像認識AIの専門イベント「Vision AI Expo」も前回に続いて開催する。
特別企画として今回、「オートモーティブソフトウェアエキスポ」を初開催する。自動車の機能がソフトウェアによって定義されるSDV(Software Defined Vehicle)時代の到来を見据えた、自動車開発とソフトウェア技術の専門イベントだ。EdgeTech+の展示会場内に、専用の展示ゾーンと300席規模のセミナー会場を設ける。
JASA副会長の渡辺博之氏は「自動車は日本の産業界にとって“最後の砦”ともいえる重要な存在だが、今後はハードウェアだけでなくソフトウェアでも価値を向上させることが求められる」と見解を述べ、「オートモーティブソフトウェアエキスポでは、自動車のソフトウェア開発に向けてどのようなツールや方法があり、どのような企業が支援をしているかという部分を見ることができる」と開催意義を語った。
オートモーティブソフトウェアエキスポの基調講演にはTeslaの日本法人テスラモーターズジャパンやトヨタ自動車、デンソーなど自動車業界の主要企業などのほか、Microsoftからも専門家を招く。
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