EdgeTech+ 2023では、合計150本のカンファレンスを開催予定だ。カンファレンスのテーマは4つに大別する。ソフトウェアファーストやクラウドネイティブといった事業変革のためのトピックスを扱う「EdgeTech+」、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関する事例などを紹介する「DX」、AIやIoT(モノのインターネット)、ワイヤレスなどエッジテクノロジーに関するトピックスを取り上げる「EdgeTech」、そしてオートモーティブソフトウェアエキスポ内で開催される「Automotive」だ。
EdgeTech+ 2023のカンファレンス委員長を務める山田敏行氏は、カンファレンスの内容について「生成AIに関連するキーワードが増えていることが印象的だ。例えば『ChatGPTをどう使うか』だけではなく『ChatGPTはどう動いているのか』といった技術的な深い話も聞ける、他にはない機会になる」と自信を見せた。
説明会では、組み込み業界の発展と国内産業の競争力向上に貢献する製品やサービスを表彰する「EdgeTech+ AWARD 2023」の受賞企業も発表した。金属の筐体に取り付けた状態でも高い性能を実現できる無線アンテナ「メタシンクアンテナ」(スタッフ)や、腐食性ガスや液体、粉じんに接したり囲まれたりした厳しい環境で使える産業用コンピュータ「Sealed Edge」(ファナティック)などが受賞した。同アワードの審査委員長も兼務した山田氏は「組み込み領域でも個性的な技術が登場したほか、オートモーティブ領域でも賞に該当する技術があり、受賞企業の選出には悩んだ。面白いアワードになったと実感している」とコメントした。
会期中、会場中央のセンターステージでは受賞企業によるスペシャルピッチが行われる。
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