Ka帯衛星通信に対応、GaN MMIC電力増幅器を開発:地球局の小型化と低電力化を可能に
三菱電機は、Ka帯(26.5〜40GHz)対応の衛星通信(SATCOM)地球局用送信器に向けて「GaN MMIC電力増幅器」2製品を開発した。大容量通信への対応と、衛星通信地球局の小型化、低消費電化を視野に入れる。
三菱電機は2024年6月、Ka帯(26.5〜40GHz)対応の衛星通信(SATCOM)地球局用送信器に向けて「GaN MMIC電力増幅器」2製品を開発したと発表した。大容量通信への対応と、衛星通信地球局の小型化、低消費電化を視野に入れる。
新製品は、飽和出力電力が39.0dBm(8W)の「GFGC5H3102」と、同41.5dBm(14W)の「MGFGC5H3103」。いずれも、動作周波数は27.5〜31.0GHz、動作利得は20dBである。また、高出力で高効率動作が可能なGaN HEMTや小型の整合回路を開発、採用したことで、業界最小クラスのチップサイズを実現した。具体的な寸法は、GFGC5H3102が2.77×1.39×0.05mm、MGFGC5H3103が2.77×2.41×0.05mmである。
さらに、独自開発の整合回路を採用したことで、低ひずみ特性を維持しながら最大線形出力電力で電力付加効率20%以上を達成するなど、衛星通信地球局の低消費電力化を可能にした。
サンプル価格はGFGC5H3102が6万円、MGFGC5H3103が8万円。いずれも2024年7月1日よりサンプル品の提供を始める。
Ka帯衛星通信地球局用送信機の構成例[クリックで拡大] 出所:三菱電機
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- 三菱電機、インバーター試作機の設計情報を提供
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東京大学と味の素ファインテクノ、三菱電機、スペクトロニクスの4法人は、深紫外(DUV)レーザー加工機を用い、半導体基板の層間絶縁膜に直径3μmという微細な穴あけ加工を行う技術を開発した。次世代チップレットの製造工程などに適用していく。
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京都大学と三菱電機は、5W級の高い出力と1kHzという狭い固有スペクトル線幅を両立させた「フォトニック結晶レーザー(PCSEL)」を開発した。宇宙空間における衛星間通信や衛星搭載ライダーなどへの応用に期待する。
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