新製品の用途としては非接触給電やOBC(オンボードチャージャー)などの共振回路および、電源ラインの平滑およびデカップリング用途などを想定している。
電気自動車など大電流を扱う非接触給電などでの共振回路では従来、単品のMLCCを複数用いたり、温度特性がよいフィルムコンデンサーなどを用いたりしているというが、新製品のC0G特製品であれば単品のMLCCを用いた場合と比べ実装面積や備品削減などの利点がある。フィルムコンデンサーと比べても小型化のメリットが大きいという。
また平滑用途では従来、静電容量の大きいアルミ電解コンデンサーが使われてきたが、MLCCの大容量化に伴い置換えが可能となってきたことから、特に新製品のClass2:X7特性品の採用拡大を期待しているという。
新製品は2024年9月に量産を開始した。当初は月産10万個予定。今後、さらに電圧や静電容量を高めた製品のラインアップ拡充を検討しているという。
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