製品分類別の売上高では、「HDD製品」が前期比16%増、前年同期比55%増の20億400万米ドルと伸びた。内訳では「大容量品(マスキャパシティ品)」が前期比21%増、前年同期比70%増の17億3300万ドルとHDD全体の成長を牽引した。HDD製品の売上高に占めるマスキャパシティ品の割合は87%となり、前期から4ポイント上昇した。
「既存品(レガシー品)」の売上高は前期比7%減、前年同期比3%減と漸減が続く。金額は2億7000万米ドルである。「その他(SSDやシステム・ソリューションなど)製品」の売上高は前期比3%増、前年同期比3%増の1億6400万米ドルである。
総出荷記憶容量は、HDD製品全体が前期比20%増、前年同期比54%増の137.5EB(エクサバイト:1018バイト)と大きく伸びた。総出荷記憶容量のほとんどを占める「大容量品(マスキャパシティ品)」は前期比23%増、前年同期比62%増の128.0EBである。マスキャパシティ品の大半を占めるニアラインHDDは、前期比29%増、前年同期比95%増の109.1EBと前年の2倍近い伸びを示した。
既存品(レガシー品)の総出荷記憶容量は前期比7%減、前年同期比8%減の9.6EBと減少傾向が続く。
ドライブ1台当たりの平均記憶容量は、HDD全体が前期比15%増、前年同期比43%増の10.6TB(テラバイト:1012バイト)である。大容量品(マスキャパシティ品)が前期比13%増、前年同期比38%増の14.3TBと再び容量を伸ばした。既存品(レガシー品)の平均記憶容量は前期比4%減、前年同期比1%増の2.4TBである。既存品は記憶容量の拡大がほぼ止まっている。
(次回に続く)
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