古河電気工業は、信号光源用の高出力DFBレーザーダイオードチップの生産能力を増強する。岩手やタイの工場に380億円を投資し、製造設備を導入。2028年にはDFBレーザーダイオードチップの生産能力が2025年度に比べ5倍以上に増える。
古河電気工業は2025年12月、信号光源用の高出力DFBレーザーダイオードチップの生産能力を増強すると発表した。岩手やタイの工場に380億円を投資し、製造設備を導入する。2028年にはDFBレーザーダイオードチップの生産能力が2025年度に比べ5倍以上に増える。
生成AIの普及などによってデータセンターにおける通信トラフィックが急増している。このため近年は、単一波長で高主力な光源としてDFBレーザーダイオードチップが採用されている。また、広帯域化や電力消費の低減に向けて、光学部品と半導体チップを1つのパッケージに集積するための「CPO(Co-Packaged Optics)」技術が注目されている。
古河電気工業は、2000年からDFBレーザーダイオードチップを製造し、光出力が100mWの製品などを開発、光トランシーバーメーカーなどに供給してきた。CPO用外部電源のELSFP(External Laser Small Form Factor Pluggable)にも採用される見込みだという。
そこで同社は、DFBレーザーダイオードチップの増産を決め、安定した供給体制を構築していくことにした。具体的には、グループ会社の古河ファイテルオプティカルデバイスが岩手工場を新設する。新工場は東芝デバイス&ストレージが全額出資する「ジャパンセミコンダクター(JSC)」岩手事業所内の工場建屋を借用し、DFBレーザーダイオードチップを製造する。2028年4月から量産を始める予定だ。
また、タイのグループ会社「Furukawa FITEL(Thailand)」では、2026年2月に竣工予定の第2工場内に、DFBレーザーダイオードチップの検査や組み立てを行うための設備を導入していく計画だ。
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