メディア

製造業で需要高まるエッジAI、TED注目の企業と最新動向TED TECH MEET 2025(1/2 ページ)

東京エレクトロンデバイス(以下、TED)は2025年12月19日、製造業向けの技術カンファレンス「TED TECH MEET 2025」を開催。エッジAI関連のセッション「進化するエッジAI技術と注目半導体メーカーの最新動向」では、Intel、NXP Semiconductors、Qualcommの2026年のエッジAI領域における動向や戦略を解説した。

» 2026年01月20日 10時30分 公開
[杉山康介EE Times Japan]

2026年、生成AIは業務を変革する存在に進化する

 東京エレクトロンデバイス(以下、TED)は2025年12月19日、製造業向けの技術カンファレンス「TED TECH MEET 2025」を開催した。その中ではエッジAI関連のセッションとして「進化するエッジAI技術と注目半導体メーカーの最新動向」を実施した。

 冒頭では、生成AIの進化の流れについて解説した。2017年に機械学習(ML)モデルの「Transformer」が登場したことで、文章生成や翻訳、要約といった言語処理能力が急速に向上。その後2020年に画像認識が可能な「Vision Transformer」が登場し、初めてAIは、視覚情報と言語情報の結び付きを理解できるようになったという。

 異なるフォーマットの情報を統合処理することで、AIはより人間に近い認識や、高度な推論を可能にした。そして「2026年、生成AIは単なる情報生成ツールから、業務そのものを変革する存在に進化すると考えている」(TED担当者)と語る。

TEDが考える2026年の生成AIトレンド TEDが考える2026年の生成AIトレンド[クリックで拡大]

 「これまでのAIは受動的だったが、今後は自律的にタスクを生成し、人間と協調して、業務を進める方向に進化するだろう。一方、学習データ枯渇の懸念『AIの2026年問題』から、特定の業務や分野に特化した高品質データを学習させることや、AIの安全性、信頼性を担保した運用『AI TRiSM(AI Trust Risk and Security Management)』も必要になる」(TED担当者)

エッジAI市場はCAGR 20%以上で成長見込み

 ChatGPTなどの生成AIはクラウドで推論処理を行うが、製造業の現場では、即時性や安全性、通信の独立性が求められ、現場でAI処理を行うニーズが高まっている。それに適合するのがエッジAIだ。

 「調査によると、エッジAI市場は2025年に256億5000万米ドル規模のところ、年平均成長率(CAGR)20%以上で成長を続け、2034年には1430億6000万米ドル規模になる見込みだ。生成AI普及によるニーズの高まり、半導体など技術の成長、現場技術の変化といった要因を背景に、今まさにエッジAIが求められ、注目される状況になっている」(TED担当者)

エッジAI市場の成長予測 エッジAI市場の成長予測[クリックで拡大]
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

特別協賛PR

RSSフィード

公式SNS

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.