ER電池とサイズ互換の全固体電池モジュール、マクセル:出力電圧3.6V、容量35mAh
マクセルは、ER電池(塩化チオニルリチウム電池)とサイズ互換の「全固体電池モジュール」を開発した。出力電圧は3.6Vで標準容量は35mAhを確保している。
マクセルは2026年1月、ER電池(塩化チオニルリチウム電池)とサイズ互換の全固体電池モジュールを開発したと発表した。出力電圧は3.6Vで標準容量は35mAhを確保している。
ER電池とサイズ互換の全固体電池モジュールイメージ[クリックで拡大] 出所:マクセル
ER電池は産業機器のバックアップやスマートメーター、IoTセンサーの電源として搭載されている。ところが一次電池のため、定期的な電池交換が必要だった。使用済み電池の廃棄も課題となっている。
今回開発した全固体電池モジュールに置き換えることで、メンテナンス工数や環境負荷を軽減できるという。新製品の外形寸法は直径17.9mm、高さ50mmでER電池とのサイズ互換性がある。
このモジュールには全固体電池「PSB401010H」8個を並列接続して内蔵している。これによって、35mAhの容量を確保した。また、電池電圧を3.6Vに変換して出力する回路を搭載した。充電電圧は5Vに対応している。作動温度範囲は充電時が−20〜+115℃、放電時が−40〜+125℃だ。
マクセル、容量35mAhのコイン型全固体電池を開発 従来比4倍
マクセルが、容量35mAhのコイン型全固体電池「PSB2032」を開発した。従来製品の4倍の容量を実現し、IoTデバイスの主電源に使用可能になった。2025年12月下旬から順次サンプル提供を開始する。
マクセルの全固体電池、作動上限温度を150℃に
マクセルは、最大150℃という高温下で充放電が可能なセラミックパッケージ型全固体電池「PSB401010T」を開発、2025年11月上旬からサンプル出荷を始める。同社は既に放電時の作動温度として125℃まで対応した製品を量産中だが、新製品は作動上限温度をさらに高めた。
SUBARU工場で全固体電池搭載ロボのテスト運用開始
マクセルは8月、同社のセラミックパッケージ型全固体電池を使用した電源モジュールが、SUBARUの群馬製作所 大泉工場の産業用ロボット/コントローラーに搭載され、テスト運用が開始されたことを発表した。産業廃棄物の低減や電池交換作業の削減などの効果が期待される
全固体電池の容量劣化メカニズム マクセルが解明
マクセルは、硫化物系全固体電池の容量劣化について、そのメカニズムを解明した。今回の成果を活用し、150℃耐熱の全固体電池開発を継続するとともに、次世代モビリティやインフラ監視用IoTセンサー電源などに向けた全固体電池の開発に取り組む。
村田製作所、マイクロ一次電池事業をマクセルに譲渡
村田製作所は2025年6月16日、同社とその子会社である東北村田製作所のマイクロ一次電池事業をマクセルに譲渡すると発表した。
寿命10年も マクセルが産業用全固体電池モジュール開発
マクセルは、産業機器のバックアップ用電源に適した「全固体電池モジュール」を開発した。10年以上の寿命が期待されるため、現行の一次電池を新製品に置き換えれば、電池を定期的に交換する手間を省き、生産ラインの稼働率低下を抑えることが可能となる。
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