SDVアーキテクチャの中核に Infineonの半導体、BMWが新EVで採用:マイコンやeFuseなど(2/2 ページ)
車両プラットフォームのゾーン設計は、効率向上と使用材料の削減にも貢献する。iX3の配線ハーネスは、従来世代と比べて複雑さが低減され、総延長が約600m短くなった。これによって重量も約30%軽くなる。
さらに、InfineonのスマートeFuseが車両1台あたり最大150個の従来型ヒューズを置き換え、E/Eアーキテクチャ全体にわたるインテリジェントで高効率な電力分配に貢献するという。eFuseはソフトウェア制御の電力管理をサポートすることで、車両の状態に応じて不要な電力消費を止め、エネルギー効率を約20%向上させるとしている。
Infineon CEOのJochen Hanebeck氏はプレスリリースで、「モビリティの未来を形作るためにBMWと協力できることを誇りに思う。Infineonは包括的な専門知識と最先端技術によってSDVという新たなビジョンを支援する」とコメントしている。
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Infineon Technologiesの炭化ケイ素(SiC) MOSFETがトヨタ自動車の新型「bZ4X」に採用された。車載充電器(OBC)およびDC-DCコンバーターに搭載。Infineonは「SiCの特性である低損失、高耐熱、高耐圧によって航続距離の延伸と充電時間の短縮の実現に寄与する」としている。
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SDV向け新プロセッサ「S32N7」をNXPが発表、5nmプロセス採用
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