2027年3月期通期の業績予想は、売上高が3840億円で前期比8.1%増、営業利益300億円で同50%増、経常利益270億円で同11.9%増、純利益180億円で同21.6%増とした。AIサーバでは積層セラミックコンデンサー(MLCC)が多く使われ、自動車も先進運転支援システム(ADAS)の高性能化や電動車(xEV)化が進んでいくことから、電子部品の需要は堅調に拡大する見込みだという。
具体的には、コンデンサーの売上高が2820億円で前期比12%増、インダクターが650億円で同1.1%増になる予想だ。なお、2027年3月期通期からは複合デバイスも「その他」カテゴリーに統合する。同カテゴリーは、通信用デバイスの事業再構築などを理由に、売上高370億円(同5.7%減)と減収を見込む。
操業度効果は引き続き増益に寄与する見込みで、原価低減効果もあり、増収増益予想となった。一方、中東情勢からくる資源や部材の価格上昇は一定の影響を及ぼす予想で、業績予想にもコストとして反映している。メモリの供給制約や価格高騰による需要減も懸念されるが、太陽誘電の主な供給先であるハイエンド機器への影響は限定的だとしていて「影響は軽微だと思われるが、顧客とのコミュニケーションを通して動向を注視する」(福田氏)とした。
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