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「はやぶさ」の成功支えたコネクタなど、TE Connectivityが多様な電子部品を展示CEATEC 2011

TE Connectivityが展示していたさまざまなコネクタ/電子部品のうち、3つの展示をピックアップして紹介する。

» 2011年10月12日 19時00分 公開
[前川慎光,EE Times Japan]

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 TE Connectivityは、航空宇宙や車載、ネットワーク、産業、民生といった多様な市場に向けたコネクタ/電子部品を、エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2011」(2011年10月4日〜8日に幕張メッセで開催)に出品していた。デモなどを通して来場者の注目を集めていた展示を3つピックアップして紹介しよう(関連記事飛べる、私でも飛べるぞ! 人力ヘリコプターに乗ってきた)。


図 小惑星探査機「はやぶさ」に採用されたコネクタ/ケーブルの数々 NASAの部品認定を取得した非磁性のDSubコネクタ(衛星搭載機器の信号系統の連結に使用)や、太陽電池と機器間の接続に使う小型角型コネクタ、高信頼/軽量の宇宙環境用電線、高電圧リレーなど。

図 超音波弾性波方式を採用したタッチパネル 圧電素で振動させたパネルを指で触れる。そうすると、指は超音波を吸収するので、信号の振幅強度をX軸とY軸で検出することで座標を検出できる。対象機器は、PCのディスプレイや商業施設のディスプレイ、KIOSK端末など。展示ブースでは、店舗のレジを想定したデモを見せていた。

上図は、今後普及が見込まれるNFC(Near Field Communication)を使ったデモ。NFCタグを組み込んだポスターにNFC対応端末で触れることでクイズの答えを知ることができるというデモを見せていた。下図左は、NFCに向けた各種アンテナ。ループアンテナや金属配線タイプ、フレキシブル基板(FPC)タイプといった異なるタイプのアンテナを用意している。NFC以外にも、ノートPC向けやモバイル機器向けのアンテナを展示していた。「3次元形状のアンテナを筐体に実装する技術に独自性がある」(同社)という。

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