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心拍数や発汗を計測する腕時計、消費カロリーや睡眠時間も“見える化”2012 International CES

心拍数をリアルタイムで表示する他、歩数や皮膚の温度なども計測できる腕時計が登場した。1日中身に付けていれば、心拍数から睡眠時間なども計測できるようになっている。

» 2012年01月12日 12時42分 公開
[村尾麻悠子,EE Times Japan]

 ヘルスケア関連製品の開発を手掛ける米国のBASIS Scienceは、米国ネバダ州ラスベガスで開催中の消費者向けエレクトロニクスの総合展示会「2012 International CES」(2012年1月10〜13日)で、心拍数などさまざまな生体情報を計測して表示する機能を搭載した腕時計を展示した(図1)。

図1 心拍数も計測して表示できる腕時計 図1 心拍数も計測して表示できる腕時計 時刻の下に、心拍数がリアルタイムで表示されている(クリックで図を拡大)。

 この腕時計には5つのセンサーが内蔵されており、心拍数の他にもさまざまな生体情報や環境情報を計測することができる。具体的には、心拍数を計測する光センサー、動きを感知して歩数などを計測する3軸加速度センサー、発汗を感知する電気皮膚反応(Galvanic Skin Response)センサー、皮膚の温度を計測する温度センサー、周囲の温度を計測する温度センサーが搭載されている。

 これらのセンサーが計測したデータはネットワーク経由でクラウドサーバに保存され、専用のアプリケーションをダウンロードしたPCやタブレット端末、スマートフォンに転送される。腕時計を装着している間は常にデータを取り続けるので、1日中身に付けていれば、その日に消費したカロリーや歩いた歩数、眠った時間などを計測することが可能だ(図2)。

図2 計測データの例 図2 計測データの例 左から消費カロリー、歩数、睡眠時間を表示している。あらかじめ目標値を設定しておけば、それを何%達成したかも分かるようになっている。

 同社はこの腕時計を2012年後半に発売する予定で、価格は199米ドルとしている。

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