「Hi(やぁ)」と呼び掛けてテレビを起動させ、手振りの動作でチャンネルやメニューを選択したり、音量を調節したりできる。Samsungはこのようなモーションコントロールを紹介した。
Samsung Electronicsは、米国ネバダ州ラスベガスで開催中の消費者向けエレクトロニクスの総合展示会「2012 International CES」(2012年1月10〜13日)で、手と音声を使ってスマートテレビを操作するデモを見せた(図1、図2)。
同社は、このような機能を「Smart Interaction」と呼ぶ。Smart Interactionに対応するスマートテレビはカメラとマイクを内蔵しており、それらを利用して音声や手の動きを認識する。
手の動きを認識できる範囲は、テレビの前は4〜5m程度まで、高さは1m程度までだという。Samsungの担当者は、「テレビの前に置いたソファに座って操作すると仮定すれば、このくらいの範囲内で手の動きを認識できれば十分だ」と話している。
Samsungによると、今回の展示では実演していないが、テレビにユーザーの顔を覚えさせることもできるという。「スマートテレビでは、FacebookやSkypeを利用するときなど、ユーザーの個人認証が必要になる場合がある。そのようなとき、テレビに顔をあらかじめユーザーの顔を認識させておき、本人だと特定できる」(同社)。
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