コーティング技術を手掛ける米国のLiquipelは、防水を実現するナノコーティング技術を披露した。スマートフォンなどをはじめとするあらゆる電子機器に応用できそうだ(関連記事:「ナノテクノロジーで排水から電気を作り出せ」、米大学が実用化に向け研究を進める)。
「2012 International CES」では、あらゆる家電メーカーがこぞってスマートテレビを展示していた。そのスマートテレビのユーザーインタフェース技術は、より進化したようだ(関連記事:手と声でスマートテレビを操作、Samsungがモーションコントロールを実演)。CEVAのCEO(最高経営責任者)であるGideon Wertheizer氏は、「音声やジェスチャによる操作は、もはや当たり前になるだろう」と述べている。オーディオ向けプロセッサなどを手掛ける米国のConexantは、リビングルームのような広い部屋でも音声で正しく操作できるよう、ノイズ低減やエコー除去の機能を搭載したチップの提供に力を入れている。
ますます高精細化が進んでいる薄型テレビ。解像度は、かつてないほど高くなっている。一方で、オーディオ市場には急速な進化の波はまだ来ていない。だが、よりダイナミックな音を提供すべく、オーディオ機器や技術を手掛けるメーカーの競争は既に始まっている。
ソニーは、NFC(Near Field Communication)を搭載したBluetoothスピーカ(サウンドバー)を展示した。NFC対応のスマートフォンをかざすと、Bluetoothのペアリングが行われ、スマートフォンに保存されている楽曲をスピーカから流すことができる(関連記事:全ての携帯へNFC、ネットと日常生活を「タッチ」が結ぶ)。
民生機器メーカーにとって、自動車は、テレビ、PC、スマートフォンに続く“第4の市場”になりつつある。米国の電気自動車メーカーであるTesla Motorsの「Model S」では、車載インフォテインメントシステムは、ダッシュボードに組み込まれた17インチのタッチスクリーンに集約されている。従来のようなボタンやノブなどは一切ない(関連記事:アイデア次第で無限の用途、モノのインターネットが切り開く未来の生活)。
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