2013年2月19日〜3月8日にわたってWeb上で開催される「ITmedia Virtual EXPO 2013」でEE Times JapanとEDN Japanが共同で企画するゾーンの特別セッションには、エネルギーハーベスティングコンソーシアムの事務局を務める、NTTデータ経営研究所 社会・環境戦略コンサルティング本部 シニアスペシャリストの竹内 敬治氏が登壇します。
――2012年12月2日、中央自動車道上り線・笹子トンネル。インフラの老朽化によって人命が奪われる事故が起きてしまった。“朽ちゆくインフラ”が顕在化した格好だが、同様の危機が迫っているのはトンネルだけではない。東京オリンピックが開催された1964年から、間もなく50年。学校や橋など、当時整備された社会資本は、今いっせいに更新投資の時期を迎えている。
そうした朽ちゆくインフラの危機から、市民の命や財産を守るにはどうすればよいのか? その議論において、エレクトロニクス業界が貢献できる余地は大きい。例えば、構造物の健全性をリアルタイムにモニタリングするセンサーネットワークである。しかし、巨大な構造物にちりばめた個々のセンサーに動力となる電力を供給し、測定したデータを収集するには、ケーブルを接続する必要がある。導入コストが膨れ上がり、設置できるセンサーの数も限られてしまう。
そこで有望視されるのが、「エネルギーハーベスティング(環境発電)」だ。太陽光や振動、熱、電磁波といった、環境中に存在する微弱なエネルギーをうまく取り込み、有用な電力源として抽出する技術である。
2013年2月19日から始まる「ITmedia Virtual EXPO」(注1)の特別セッションでは、NTTデータ経営研究所の社会・環境戦略コンサルティング本部 シニアスペシャリストであり、エネルギーハーベスティングコンソーシアムの事務局を務める竹内 敬治氏が登壇。エネルギーハーベスティングの最新動向を概観するとともに、センサーネットワークへの適用に向けたシナリオを描く。その上で、実現を進めるに当たってエレクトロニクス業界が取り組むべき具体的な課題を明らかにする。
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