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iPhone 5sのプロセッサ「A7」を解析フォトギャラリー(1/2 ページ)

Chipworksが「iPhone 5s」のプロセッサ「A7」のブロック図を公開した。指紋認証センサーのデータを保存する3MバイトのSRAMを搭載しているようだ。

» 2013年09月30日 10時16分 公開
[Rick Merritt,EE Times]

 「iPhone 5s」の分解を行ったChipworksによると、プロセッサ「A7」は、 Imagination Technologiesの「PowerVR Series 6」クアッドコアGPUを搭載しているようだ。また、3MバイトのSRAMも集積しているようで、これは指紋認証センサー用のデータストレージとして使用されている可能性があるという。

「A7」「A6」を比較

 Chipworksによれば、32nmプロセスで製造されているA6では、SRAMの面積は約0.15μm2だという。28nmプロセスを適用したA7では、同じSRAMの面積が約0.12μm2まで縮小している。

プロセッサ「A7」(クリックで拡大)

 A7では、デュアルコアCPUとキャッシュがダイ面積の約17%を、クアッドコアGPUと共有ロジックが約22%を占めている。A7のCPUがカスタム設計なのかどうかは、いまだに議論されている。ARMのCortex-A53/Cortex-A57を組み合わせたものだと推測する専門家もいる。

プロセッサ「A6」(クリックで拡大)
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