スマートフォンを見なくても目的地に到着できるナビゲーション「YUBI NAVI(ユビナビ)」のデモも行った。スマートフォンのナビゲーション機能と連携させたスティックを利用する。目的地を設定して案内を開始すると、ユーザーが握っているスティックが、曲がる方向に合わせて右か左にねじれる仕組みだ。目的地に到着すると、スティックが振動して知らせる。「誰かと手をつないでいるような感覚で、握るだけで目的地に連れて行ってくれるシステムだ」(NTTドコモ)。
NTTドコモは、「現在、スマートフォンユーザーの6〜7割がナビゲーション機能を使っている。ただ、どこで曲がれば分かりにくい、歩きながらスマートフォンを見てしまうので危ない、といった声も聞かれる。安全で分かりやすく、かつ新しいユーザー体験を提案すべく、触覚を利用することを考えた」と話す。同様に、“手をつなぐ(手を引かれる)感覚”を再現する技術を、NTTが開発している。こちらは振動を利用するものだ(関連記事:振動を利用して“手を引かれる感覚”を再現、歩行ナビに応用)。
ドコモが目指す“5G”の世界、通信容量はLTEの1400倍に?
バスが丸ごと“Wi-Fi基地局”に、ドコモが5G技術をアップデート
ドコモ、5G実験で国内外の通信機器6社と協力Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング