Google、「Project Ara」の基板を一部公開 : 第2世代プロトタイプ「Spiral 2」
Googleは、モジュール式の自作スマートフォン「Project Ara」の基板の一部を、Google+で公開した。開発者向けイベント「The Project Ara Module Developers Conference」で発表される第2世代のプロトタイプ「Spiral 2」のもの。
モジュール式のスマートフォンを自作するプロジェクト「Project Ara」を進めているGoogle。2015年1月には、開発者向けのイベント「The Project Ara Module Developers Conference」が、米国カリフォルニア州マウンテンビュー(Mountain View)で開催される。
併せて、Project Araの第2世代プロトタイプ「Spiral 2」と、「MDK(Module Developers Kit)」のバージョン0.20(v0.20)もリリースされる予定だ。Googleは、Project AraのGoogle+のページに、出来上がったばかりのSpiral 2のプリント配線版(PCB)の画像を掲載している。
「Project Ara」のGoogle+に掲載されている、Spiral 2のPCBの画像 出典:Google
The Project Ara Module Developers Conferenceは、2015年1月14日に欧米向け、1月21日にアジア向けに開催される。14日のイベントはマウンテンビューで行われ、ニューヨーク、ロンドン、ブエノスアイレスのGoogleオフィスでもイベントが行われる。21日はシンガポールを拠点に、東京、上海、台北、バンガロールのGoogleオフィスでも開催される予定だ。
さらにGoogleは、現地にいなくてもThe Project Ara Module Developers Conferenceに“参加”できるよう、マウンテンビューとシンガポールから、それぞれ2015年1月14日と21日にイベントの様子をライブストリーミングで無償で配信するという。
Googleがモジュール式自作スマホ「Project Ara」で狙うもの
Googleが、スマートフォンを自作する「Project Ara」を進めている。機能ブロックごとにモジュール化し、好きなものを組み合わせてカスタマイズしたスマートフォンを作るというものだ。Googleは同プロジェクトで「60億の人々をスマートフォン分野に引き込む」としている。
Googleの「Project Ara」は順調、いずれは3Dプリンタの活用も
Googleは、「Google I/O 2014」でモジュール式スマートフォン「Project Ara」のプロトタイプを披露した。まだ課題はあるものの、Googleの開発チームはProject Araの可能性に自信を持っているようだ。さらに、将来的には3Dプリンタと導電性インクを使い、モジュールの一部を印刷することも検討しているという。
Googleのモジュール式スマホ、「興味深いが欠点も多い」
欲しい機能を組み合わせてカスタマイズできるとして、注目を集めるGoogleのモジュール式スマートフォン。米国で開発者会議が開かれ、MDK(Module Developer Kit)が公開された。参加者からは、同スマートフォンについて「興味深いが欠点も多い」との声も聞かれた。
GoogleのTitan買収で注目集める無人航空機
Googleが無人航空機(ドローン)メーカーのTitan Aerospaceを買収した。TitanはFacebookが買収交渉をしていると報じられたメーカーでもある。新たなプラットフォームとして、ドローンへの関心が高まっている。
Googleのスマホ「Tango」、NASAのロボットとともに宇宙へ飛び立つ
3Dスキャンをリアルタイムで行える、Googleのスマートフォン「Project Tango」。NASAが開発中の球体型ロボット「SPHERES」に取り付けられ、宇宙へ飛び立つ予定だ。高性能な撮影能力や画像処理能力を備えるProject Tangoは、SPHERESの活動を手助けする。
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